【講演概要】
生成AIの急速な進化は、ソフトウェア開発にとどまらず、モノづくりの現場にも大きな変革をもたらしています。NVIDIAは、GPUアクセラレーテッドコンピューティングを基盤に、CFD・熱流体・構造解析といった大規模物理シミュレーションの飛躍的な高速化を実現してきました。さらに近年では、AIが物理法則を学習し予測するAI Physicsにより、従来数日を要した解析をリアルタイムで実行することが可能になりつつあります。本講演では、GPUによるシミュレーション高速化の最新動向、NVIDIA Omniverseを活用したデジタルツインによる設計・運用の最適化、そして生成AIやAgentic AIがエンジニアリングワークフローにもたらす変革を、AIファクトリーをはじめとする最新事例を交えてご紹介します。シミュレーションとAIの融合が拓くモノづくりの未来像をお伝えします。
【略歴】
1999 年東京大学大学院工学系研究科修了。日本テキサス・インスツルメンツ株式会社にて、DVD アプリケーションプロセッサ、携帯電話向けビデオコーデック、DSP アプリケーションの開発を経て、デジタル製品マーケティング部を統括。民生から工業用製品まで幅広いビジネス開発に従事。2015 年 NVIDIA に入社し、ディープラーニングのビジネス開発責任者、エンタープライズ事業本部 事業本部長を経て、現職。日本の産業や学術機関、公的機関と連携しながら、日本におけるAIエコシステムの構築と普及に注力している。
一般社団法人日本ディープラーニング協会 理事、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)技術委員、大分県 IoT 戦略アドバイザー。