中島 真広 氏
株式会社日立システムズ
金融事業グループ 金融DX事業部
第一本部 本部長
◇登壇者経歴◇
2002年に日立システムズの前身である日立電子サービスに入社。SEとして金融機関向け運用管理基盤の構築・維持保守に従事した後、金融機関向け更改案件のPMとして多数のプロジェクトを担当。
現在は金融DX事業部第一本部本部長として、フロンティアAI時代のセキュリティガバナンス実現に向け、SLMとGitLabを活用したAI統治型DevSecOpsの展開を推進している。
◇講演概要◇
フロンティアAIの登場により、脆弱性発見や攻撃コード生成の自動化が進み、サイバー攻撃の「質・量・速度」は大きく変化しています。
従来の人手中心・後追い型のセキュリティ対策では、この変化に追従することが難しくなりつつあります。こうした時代に求められるのは、開発・リリース・運用の各工程にセキュリティとガバナンスを組み込む「AI統治」の考え方です。
日立システムズでは、GitLabとSLM(System Lifecycle Management)を連携させた「AI統治型DevSecOps」を推進し、開発段階での脆弱性対策(シフトレフト)、統制の取れたリリース、稼働後の継続的な脆弱性管理を実現しています。
銀行・保険・証券など、厳格なガバナンスや規制対応が求められる金融機関を中心に、GitLab Duo Agent Platform(DAP)の活用を進めながら、脆弱性チェックの高度化とセキュリティチェックリスト確認の自動化にも取り組んでいます。
本講演では、Claude Mythosのような高度な脆弱性発見能力を持つAIモデルが攻撃側にも利用されうる時代を見据え、開発・リリース・運用の全フェーズで防御力を強化する取り組みと、その知見を活かした社外向けソリューション展開への展望をご紹介します。