山本 教仁 氏
デジタル庁
Chief Cloud Officer
◇登壇者経歴◇
2021 年のデジタル庁発足時からガバメントクラウドの開発・運用を技術的にリードし、 2023 年より Chief Cloud Officer に着任。これまで、10 年以上のクラウドコンサルタント 経験と 15 年以上の IT アーキテクト経験を持ち、大規模組織でのクラウドを活用したデジ タルトランスフォーメーションに数多く従事。
◇講演概要◇
フロンティア AI による脆弱性検出能力の高度化が、新たなセキュリティ課題を生んでいます。ソースコードの厳格な管理に加え、継続的な検査と迅速な修正、ソフトウェアサプライチェーン全体の可視化、そしてインフラのコード化(IaC)と合わせた管理が、セキュリティとガバナンスの観点から重要になっています。
官公庁ではこれまでソースコードを納品物として管理してきましたが、今後はより能動的なガバナンス管理、運用が求められます。
こうした課題に対し、デジタル庁は、府省庁や地方公共団体、準公共団体、公共 SaaS のガバメントクラウド利用システムに向けて、GCAS DevStack を提供します。ガバメントクラウド上で GitLab を提供することで、ソースコードの一元管理、変更履歴の追跡を可能にし、CI/CD パイプライン環境が検査と修正の基盤となります。「Shift-Left」アプローチは開発早期の AI による高度な脆弱性検出に対応しつつ手戻りコストを削減します。さらに、SBOM の自動生成でサプライチェーン全体を可視化します。IaC の実践的サンプルはインフラ構築の厳格な管理を実現し、AI による脆弱性検出の高度化にも寄与します。GCAS DevStack は、GitLab Duo Agent Platform を初めとした AI 駆動開発を迅速かつ安全に実現する基盤にもなります。
本講演では、こうした AI を活用したソースコードの能動的ガバナンス管理を実現するGCAS DevStack についてご紹介します。